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国語を伸ばすってホント、大事。

今日の話は、大学受験の話です。
昨日、高校3年生の生徒にセンター試験の国語を指導しました。

センター試験の国語って、皆さん解いたことあります?
毎年、新聞に載っていますし、ネットなどでも見ることができますから、
興味のある方はちょっと眺めるくらいはしてみてください。

で、そのセンター試験の国語ですが、高校3年生にとっては、まぁ難しい!
ちなみに、今年のセンター試験の国語ですけど、
仙台二高の平均点が200点中、約150点くらいだったそうです。
今年は特に難しい印象でしたけどね。
なお、仙台二高のセンター試験は、今年は東北・北海道エリアで1位だったそうです。

その仙台二高で150点くらいですから、難しさ、わかりますよね。

なお、国公立大学に進学するなら、120点くらい取ることが目標になります。
センター試験の国語で学校平均が120点に到達しているのは、
仙台だと宮城一・三高以上くらいです。

ホント、百聞は一見に如かず!
子どもが国公立大に進学することを希望されているなら、
その相手がどのくらい強いのかを保護者の方にも見て頂けると、
「これは頑張らせなあかん。ちょっとやそっとの努力では倒せん」って分かって頂けると思います。

さて、そんでその国語の勉強なんですけど、実は僕も例にもれず、超ニガテでした。
文系ではありますが、基本的に数学や化学、生物などの理系科目の方が得意だったので、

「センター国語ってどうやったら解けるの!?」って感じでした。

ちなみに、センター本番の点数は144点。
過去問とかはいくらやっても120点前後しか取れなかったので、144点は僕にとっては快挙!
普段は6割程度でした。
ぶっちゃけ、まぐれです。
マーク式のテストならではの、奇跡が起きただけです。
国語に関しては、普段は6割。奇跡が起きて7割。
その他の教科は8割~9割取れていたので、国語の低さが露呈していますね…

でもクラスの人の中には、当然、センターの国語で9割とか取る人がたくさんいるわけですよ。
「なんであの人たち、そんなに解けるの!?結局、国語ってセンスでしょ!!」
そう思っていました。

が!
この仕事を始めて、ある年にセンター国語の質問を受け、
「正直、自信ねぇなぁ…」と思いつつも、問題を読んでみました。
すると…

解けるんですよ!センター試験の国語が!!
えぇ。その通り。自慢です(笑)

びっくりしました。なんで?と思いました。
センターの問題が簡単になったの?って思いましたが、そんなことはありません。

恐らく、年齢に応じた国語力の向上です(笑)
僕の努力じゃないですね!
おっさんになっただけです。

で、ですよ。面白かったのはそこからです。

僕の国語の解説ってのが、高校3年生の生徒たちにはめちゃくちゃ分かりやすいそうなんですよ(笑)

理由は簡単。僕ができなかったから!
そもそも、国語が決して得意ではありませんでしたから、
僕の拙い語彙力の中での説明になるんですけど、
それが実は、国語が苦手な理系高校3年生にはドンピシャなワケですよ(笑)

いやぁ、国語が苦手で良かったぁ!

国語の問題集って、解説をいくら読んでも、
「はい、これはね、こう本文に書いてあるでしょ?だから、ほら、分かるじゃん。
 答えは④ですね!じゃあ、次の問題ですよ!」
みたいな書き方をしているワケです。

「解説を解説してくれッッ!!!!」って常々思っていました(笑)
恐らく、センター国語を解いている、国語120点以下メンバーは同じ気持ちでしょう!

それをですね、今なら本文が分かるワケですよ。
しかも、生徒たちの「ここ、分かんねぇだろうなぁ!」が分かるんです。
なぜなら、僕に国語力が無かったからです。

そんで、センター国語の解説をすると、皆さんこういいます。
「ほぇ~~!なるほど!!!確かに!!!」

数学や英語、化学で「なるほど!」はたくさん聞きますが、
国語でそこまでの「なるほど!」を引き出せるのは、少ないと思いますぜ!
自画自賛ですが!手前みそですが!

国語の先生って、基本、国語が得意なので、難しい表現も理解できちゃうんですよ。きっと。
だから、本文に『逍遥』とか出ても、
「はいはい、逍遥ね。ほら、ここで主人公が逍遥としているでしょ?
 だからこの主人公の気持ちがわかりますね?だから答えが④。では次の問題。」
みたいになりますから、我々のような理系男子たちは、
「いやいや、『逍遥』って何?そもそも読み方は?
 先に進まんといて~~!!!」みたいになるんです。

※ 逍遥(しょうよう)です。意味は自分で調べて見ましょう!!

にしても、国語の勉強って本当に難しい。
「なるほど!!」を続けていかないと、国語の点数なんて伸びませんから。
私が高校のときは、そんなとこまでいかなかったなぁ。

ちなみに、高校の国語の先生はめっちゃ尊敬できる先生でしたよ!
国語の得意な友だちにとっては、
「あの先生の解説、めっちゃ分かりやすいよね!!!」って感じでした。
僕の理解力が欠けてただけでございますね!へへへ。

ただ、その理解力不足のおかげで、
今、目の前の国語苦手メンバーたちが助かっているワケですから、
その先生がもし僕を国語得意にしていたら、今のみんなは困っているかもですよ(笑)

なんかワケのわからない流れになってしまいましたが、
結論を言いますと、
国語はしっかりと質問してね。じゃないと、点数は伸びませんよ。
っていう話です。

センターまであと少し!頑張ろう!!



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