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成績UPの鉄則 2022年1月

【大学入試】共通テストについて

今回は共通テスト2年目でしたが、正直な話、激ムズでした。

河合塾の試算によると、数学ⅠAは平均点が38点、数学ⅡBは42点という結果のようです(正式な平均点は未発表)。

率直な意見としては、
「今までのセンター試験ですら負担が大きかったのに、『思考力問題を増やす』と制度ばかり新しくなって、実際、受験生の多くは負担増に対応できていない」
という印象です。
対応できている受験生は、上位1割のトップ高くらいなのでは?と感じています。

その上で今後、受験科目に「情報」が増えるわけですから、受験生の負担はどんどん増えていきます…。
こうなると、共通テストが必要な国公立大を狙うよりも、最初から勉強の負担の小さい私立大学狙いの人が増えそうです。
となると、私立大学への推薦枠をたくさん持っている私立高校の人気が一層高まりそうですね。
私立高校の授業料無償化も追い風です。
今年の高校入試の時点で、既に私立高校への推薦入試志願者が県内全体で大きく増えています。

とはいえ、私立大学と国公立大の年間の学費は大きく違います。
国公立大学の年間学費は54万円に対し、私立大学はおよそ年150万円。
更に県外での1人暮らしなんて考えたら、たったの4年間でものすごい負担です。
さらに「進学・学歴・就職」というものを考えると「公立より私立がいいのかな」
「東北学院中学・高校だと進学するときの色んな負担が少ない?」などなど、
いろんなことが頭に浮かんできますね。
正直、このあたりの選択に関しては、本当にご家庭ごとの価値観次第だと思いますので、
全員に共通する「これが正解のルートです」というものは存在しません。
ご家庭ごとに相談して、進路を決めていく以外ないと思います。

ただ、子どもたちの学習環境が大きく変わりつつある現状ですが、受験情報などにあれこれ振り回されるより、
やはり一番に考えたいのは、
「子どもたちがしっかりと実力をつけること」
「学び方を学んで、自分で自分を成長させられるようにすること」がどんな進路をとるにしても大切
だと思います。
そして早め早めの対策が大事ですね!後から焦って追いつける状況ではなくなってきました。

今回のコロナで思い知らされましたが「今までがこうだったらから、これからもこうします」は、
本当に通用しない世の中になりました。
「答えが出ればよい」という表面的な学習はもはや過去のものです。
是非とも生徒の皆さんには、自分の頭で考え、試行錯誤し、解決策を導けるように成長してもらいたいなと、常々思います。

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